逆浸透膜浄水処理

逆浸透膜浄水処理(R.O.システム)とは

 

What is R.O. system?

動物や植物の細胞膜は半透膜と呼ばれ、水溶液から水の分子だけを選択的に透過させ、他の溶解物は通しません。この半透膜を利用した現象が「浸透」と「逆浸透」です。
 
逆浸透膜浄水処理(R.O.システム)とは、逆浸透の機能を持つ人工薄膜;逆浸透膜(Reverse Osmosis Membrane;R.O.膜)を利用し、原水から水の分子だけを透過させることにより、水に含まれている様々な粒子や溶解物質を除去・分離させる浄水処理技術です。英名のReverse Osmosis systemの略語として、R.O.システムとして呼ばれます。
 
このシステムは、浄水処理の中でも最も除去・分離能力が高いことから、医療分野や化学、バイオ、食品、環境、エネルギーなどの幅広い分野で活用され、その安全性、機能性が高く評価されています。

A&A.Tでは、R.O.システムが提供する水、イコール“安心・安全”をイメージして、R.O. water stationというロゴ・マークを作り、CI(Corporate Identity)を明確化しています。(R.O. water stationは、(株)エィアンドエィティーの登録商標です。)

「浸透」と「逆浸透」の原理

浸透現象

 

半透膜で仕切った片側に食塩水(濃い溶液)、もう一方に真水(薄い溶液)を入れておくと、真水は食塩水を薄めようとして自然に食塩水側に移動していき、真水が移動した分だけ水位は上がります。これが「浸透」と呼ばれる現象です。
 


逆浸透現象

 

逆に食塩水側に強制的に圧力をかけると、食塩中の水分子だけが真水側に移動します。これが「逆浸透」現象です。つまり、R.O.システムでは、水の分子以外は通さない半透膜の特性により、塩水から真水を取り出すことが、可能になる訳です。
 


逆浸透膜のメカニズム

圧力を加えた原水は、ロール状に巻かれた4層の複合人工薄膜の外周側から中心方向へ浸透して行きます。この過程で浄水は、0.0001ミクロンの微細孔膜(メンブレン)を透過することで不純物が90~99%除去され、フィルターの中心にあるパーミエイト・チューブに集められます。一方、微細孔膜を透過できない不純物を含んだ水は、メッシュ・スペーサーの通路を流れて廃棄水として排出されます。この浄水と廃棄水に分離させるメカニズムこそが、R.O.システムが高品質で安全な水を継続して作ることができる所以です。
 
 

R.O.システムの除去能力

下記表は、水中に含まれている一般的な溶解物です。数値は逆浸透膜での除去率を示していますが、実際の除去率は原水、水圧、水温などにより多少異なりますので、参考ガイドとしてご使用ください。
 

浄水器の種類と特徴

一般的に浄水器とは、水を浄化して塩素や細菌、その他の不純物や汚染物質を取り除くための浄水システムです。
 
アルカリイオン整水器や電子・磁気活水器などは、水の特性を変化させるもので、その本質である除去においては、浄水器とは異なります。(もちろん浄水をしながら、アルカリイオン水を生成する装置もありますが、ここでは、浄水器だけをとりあげます。)
 
浄水器の方式は大別しますと
 

1.活性炭フィルター タイプ  2.中空糸膜タイプ 3.セラミックタイプ  4.イオン交換樹脂タイプ
5.逆浸透膜タイプ 

 
などに分けることができます。

一般的に浄水器とは、水を浄化して塩素や細菌、その他の不純物や汚染物質を取り除くための浄水システムです。
 
アルカリイオン整水器や電子・磁気活水器などは、水の特性を変化させるもので、その本質である除去においては、浄水器とは異なります。(もちろん浄水をしながら、アルカリイオン水を生成する装置もありますが、ここでは、浄水器だけをとりあげます。)
 
浄水器の方式は大別しますと、次のように分けることができます。
 

1.活性炭フィルター タイプ 
2.中空糸膜タイプ
3.セラミックタイプ 
4.イオン交換樹脂タイプ
5.逆浸透膜タイプ 

 
 

現在の飲料水事情

Current Drinking Water Situation

私たちにとって最も身近な飲料水は水道水で、蛇口をひねれば飲める水が出ます。
 
この水道水は飲料水としてだけではなく、家庭での食器の洗浄や洗濯、風呂、水洗トイレ等での利用をはじめ、家庭以外でも業務・事業など様々な用途・目的に使用されます。
 
したがって、水道水の良い点は、様々な用途・目的に利用される上で、水質や水量、価格などが規定された基準で管理されていて、安く、快適な給水を受けられることと言えます。
 
しかし、飲料水としての水道水は、最近では一部で高度浄水処理の導入などによる改善は行われて来てはいるものの、塩素やその副生物質のトリハロメタン、塩素殺菌ができない病原体(クリプトスポリジウム等)などへの不安感や、環境汚染による原水の水質悪化問題、更には供給を受ける住居における配管や貯水タンクの汚れや腐食という配水設備の問題など、絶対に安全とは言えません。
 
そこで、飲料水や調理水に使う水については、ボトル入りのミネラルウォーターや浄水器などの利用が多くなって来ています。

それでは次に、このミネラルウォーターについて簡単に触れてみます。
 
現在、日本国内では輸入品も含めて約500種のミネラルウォーターが流通していて、味や成分、用途、価格、ブランドイメージなどで利用者が選んで使う時代となっています。
 
分類については、専門の書籍などでも紹介されていますが、選ぶための代表的な項目は、硬度やミネラル成分、pHがあげられます。
 
まず、硬度とは、1リットル中の水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を数値化した値で、その量が少ない水を軟水、逆に多い水を硬水と分類し、普段の飲料水としては硬水よりも軟水の方が飲みやすくおいしく感じるようです。
 
ミネラル成分は、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどの主要ミネラルのほか、バナジウムやゲルマニウムなど様々な物質があげられ摂取による効果が説明されていて、飲料水をミネラル補給の一つの方法とみる考えもありますが、食べ物からの摂取の方が効果的・効率的であることに加え、ミネラルの過剰摂取が健康を害することもあることなども注意が必要です。
 
pHは、水の中の水素イオン濃度を示す値で、pH7を中性とし、低い値を酸性、高い値をアルカリ性と区分され、アルカリイオン水などが流通しているように飲料水としては中性からアルカリ性が好まれているようです。
 
いずれにしても、このようなボトルに表示された項目をひとつの目安として、TPOに合わせて選択することが必要です。

一方、浄水器については、フィルターの種類に関係するろ過方式、取付状態や形態、各種の付加機能などによって多種多様なものが流通していて、ミネラルウォーターと同じように、その用途・目的、使い易さ、価格などから利用者が選ぶことが必要です。
 
まず、ろ過方式は、使用されるフィルターによって、除去物のサイズや種類に影響します。
 
例えば、化学繊維フィルターは5ミクロン程度のろ過をし、細菌やサビ、藻類などを除去。活性炭フィルターは1ミクロン程度で、カルキ臭やカビ臭の原因となる有機物の除去に適す。中空糸フィルターやセラミックフィルターは、0.1から0.01ミクロン程度で、大腸菌やウィルス類など。逆浸透膜では0.0001ミクロンのろ過により、細菌、大腸菌やウィルスといったものから農薬類、重金属イオン、トリハロメタンやダイオキシンまでも除去できます。
また、種類の違うフィルターを組合せたり、イオン交換などの別方法を組み合わせたものもあります。
 
取付状態や形態は、蛇口直結型、据置き型、シンク下据付け型、ポット型などがあり、それぞれの使い勝手やろ過能力、付加機能から選ぶことになります。
 
付加機能については、アルカリイオン整水機能が代表的で、pHなどの水の物性値を変えることで様々な用途に応じています。

このように様々な飲料水が提供されていて、その選択はグルメ志向(おいしさ)、健康志向(ミネラル補給)、美容志向(ダイエット効果)などの従来ニーズに対することに加え、安全志向(安全性)といった新しいニーズも重要な選択肢として注目されています。
 
元々は水道水の味や安全性に対して講じられたミネラルウォーターや浄水器が、様々なニーズの変化に対応して来たものの、安全性の追及はやや棚上げされて来たように感じます。
 
安全性が確保されずには、良い成分や良い性質も無意味です。
 
これからは、飲料水についても溢れている情報に惑わされず、利用者は目的に対して何を求めるのか正しい厳選が必要です。

Q and A

 

R.Oウォーターや各種浄水器についてよくいただくご質問とその回答を掲載しております。ここで掲載している他にもご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください。

水道水に含まれる塩素や不純物質が原因です。R.O浄水システムが解決します。

 
現在の水道法では家庭の蛇口からでる水道水に含まれる遊離残留塩素0.1ppm以上と決まられており、安価で非常に強力な殺菌力を持つ塩素により水道水の安全性が守られています。しかし、塩素は味や匂いが強い事から飲料用水としてや料理には適していないと言われています。また、ビタミンCを破壊し活性酸素を作り出して細胞を傷つけてしまい、新陳代謝を低下させ、様々健康被害を引き起こす可能性があります。
 
では、水道水を美味しく安心して飲むためにはどうしたらよいのでしょうか?
 
全ての問題をR.Oシステムが解決いたします。逆浸透膜による浄水により、塩素はもとより細菌やウィルス、重金属イオン、トリハロメタン・ダイオキシンなどの発ガン性物質なども除去し、水道水を極めて安全性の高い、上質で美味しい水である「R.O.ウォーター」として生まれ変わらせます。

美味しい「本当の水の味」を楽しんでください。硬度が水の味を決めます。

 
現在日本では様々な種類の飲料水が販売されています。大きく分けると軟水・硬水
に分けられます。軟水とはカルシウムとマグネシウムの量が比較的少ない水のことで硬度100以下の水のことをいいます。水を飲んだとき、クセが無く、甘く、スット軽く体に吸収されるように感じることができるのが大きな特徴です。
 
一方、硬水はカルシウムとマグネシウムを多量に含み硬度200以上の水とされていて、喉越しが悪く後味が重く感じるのが特徴です。ヨーロッパの水の多くは、ミネラルの含有量が200mg~400mgと極めて高く、ミネラルの過剰摂取により内蔵に負担を与えたり、結石などの疾病にも影響を及ぼすことがあるとも言われます。また、環境汚染が叫ばれているなか天然水にも重金属や硝酸性窒素などの有害物質混入していることも十分に考えられ、安全性は疑問視されています。
 
お茶やダシ汁、炊飯など素材そのものの味や香りを大切にする日本のライフスタイルには合いません。したがって、味と安全性の両面から軟水が好ましく、不純物を限りなくゼロにしたROウォーターは、おいしいだけではなく、徹底的に“安心・安全”にこだわった水です。

赤ちゃんはもちろん妊娠したお母さんにも最適な水で全ての人に安心・安全な水としてご使用いただけます。

 
赤ちゃんの健康には、妊娠中のお母さんが口にする水や食べ物が深く関わっています。
 
赤ちゃんが口にする水、粉ミルクや母乳など抵抗力の弱い赤ちゃんにとって身近に危険が沢山あります。人間の体は成人で50~60%、幼児で70%、赤ちゃんは80%以上が水分です。母乳の成分の約90%が水分で、お母さんがダイオキシンの環境ホルモンを多く含んだ水を飲むと母乳を通じて赤ちゃんに蓄積されていくのです。私たち大人の体重は50Kgですが妊娠初期では1gにも満たない1つの小さな細胞から始まります。つまり私たちに比べ50,000倍以上の負荷を与えていることになるのです。
 
現に1956年にアメリカでほうれん草を食べさせられた乳幼児が相次いで亡くなり、その原因が農業用肥料や家畜糞尿、家庭排水に含まれる硝酸性窒素が微生物分解により変化した亜硝酸性窒素であることが調査の結果判明しました。酸欠状態になった乳幼児は体が青く変色することからブルーベービー症候群として呼ばれるようになりました。R.O.システムは硝酸性窒素やその他の科学物質を除去して安心・安全な飲料水を提供します。妊娠してからはもとより出産を予定している人は早い段階からR.O.ウォーターを飲むことによってデトックス効果を高め、体内の不純物質濃度を下げてから赤ちゃんを授かることが最も赤ちゃんに優しいことであり、親としての責任なのではないのでしょうか。

大きく分けると4つのタイプに分類ができます。

 
Type1カウンタートップ浄水器・・・浄水器本体をキッチンの上に設置
 
Type2アンダーデスク浄水器・・・浄水器本体をキッチンの下に設置
 
Type3サーバータイプ・・・逆浸透膜浄水器に冷温水機能を追加
 
Type4業務用浄水器・・・厨房やコーヒーショップ、食品工場等で使用することの出来る大容量浄水器
 
 
株式会社エィアンドエィテーでは世界で最も安全な逆浸透膜浄水器を多数取り揃えております。

基本的には全てのキッチンに取り付けが可能です。

 
万が一お客様のキッチンが特殊なため取り付けが困難な場合にも、弊社の卓越した技術スタッフがお客様のオリジナル浄水器を設計・取り付けを行います。

A&A.Tインターネットショップへお越しください。

 
株式会社エィアンドエィティーではお客様に高性能の商品を安くご提供し購入後のメンテナンスを一貫し責任もって行うためダイレクト販売を中心に行っております。一部セールスパートナー(代理店)でも販売を行っておりますが、お客様が製品をご購入される前にそのお店が正規代理店必ずご確認してください。
※正規代理店以外から購入された場合メンテナンスが受けられない場合があります。